社会貢献活動ストーリー

Social contributions Story

一二三工業所の
社会貢献ストーリー

「私たちでも何か社会貢献できることはないだろうか・・・」。
そんな思いからはじまった
一二三の社会貢献活動。
そのストーリーをご紹介します。

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一二三の新しい社会貢献活動1
一二三の新しい社会貢献活動1

何かできることはないだろうか?
その最初の一歩は、
誰にでもできるゴミ拾いでした。

まずは会社周辺で地域清掃を一人でスタート。
新しい社会貢献へ広がるきっかけになりました。

 「地域のために、自分たちに何かできることはないだろうか・・・」。一二三工業所の社長、一二健夫は社長就任以来考え続け、清掃を通して心を磨く勉強会への参加を機に、遂に社会貢献活動をスタートすることに。それは地域清掃でした。
 ほぼ毎日一人で会社周辺の路上を歩き、ゴミを拾っていきました。社会貢献と言っても誰にでもできる地域清掃であり、行動としてはとても小さなことかもしれません。しかし、実際に自分が地域のために行動することができたことで、次の新しい社会貢献へのアイデアと行動につながるきっかけとなりました。
 その後、地域清掃活動に社員たちも賛同。毎朝30分ほど、社員みんなで会社周辺の通勤・通学でよく利用される道を清掃するようになりました。これを皮切りに、一二三工業所は続々と社会貢献活動をはじめることになっていくのです。

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一二三の新しい社会貢献活動2
一二三の新しい社会貢献活動2

一人で暮らす高齢者、
その一人一人を
見守ることを約束した日。

大阪市住之江区と
「地域見守り協定」を締結しました。

 次に社長の一二は、「地域をもっと盛り上げたい」「地域の課題に取り組みたい」と考えている企業や団体が集まる住之江区役所主催の「住之江区・企業・NPO・学校・地域交流会」に参加しました。ここで、一人暮らし高齢者の社会的な課題を知りました。
 一人暮らしの高齢者の中で、ご近所づきあいを避ける人だったら、その人がどんな状況なのかが把握できず、部屋の中で孤独死といった問題が起きるようでした。
 一二三工業所は市営住宅の給排水設備のメンテナンス業務を請け負っているため、各部屋の玄関にメンテンナス時に入ることができる。そのときに、そこに住む高齢者に異変がないかどうかを見守り・報告活動を、住之江区と公式に協定書を交わして取り組むことになりました。一二三工業所だからできる、新しい社会貢献活動が見つかりはじめました。

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一二三の新しい社会貢献活動3
一二三の新しい社会貢献活動3

障がい者の職場体験受け入れ。
私たちの方が
勉強になりました。

会社の雰囲気改善やマスコットキャラの誕生、
大阪府障がい者サポートカンパニーの登録へ。

 一二三工業所は2017年夏に初めて、発達障がいをもつ男子一人の職業体験を5日間受け入れました。そこで、普段私たちが業務に追われて手の届かない仕事をしていただき、非常に助かりました。そして何より、障がい者という、私たちが耳を傾けなければならない人が社内に存在することで、社員たちの思いやりを刺激し、社内の雰囲気がやさしくなりました。
 また、彼の特技がイラストとのことだったので、一二三工業所のマスコットキャラクター制作を相談。すると「水と空調の仕事なので、水陸ともにカバーする」という発想のもと、カバをモチーフにしたキャラクター「ひふみん」を作ってくれました。有り難い経験ができたのは私たちの方。その年、秋にも職業体験を受け入れ、今後も毎年受けていれていきます。11月には「大阪府障がい者サポートカンパニー優良企業」に登録されました。

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一二三の新しい社会貢献活動4
一二三の新しい社会貢献活動4

当たり前の夕食を、
当たり前の時間に
とれない子どもたちがいる。

さまざまな家庭事情の子どもたちに、
快適な食事時間を過ごせるサポート活動を。

 地域の課題に取り組む人たちとの関わりが増え、大阪市住之江区にある「子ども食堂」を運営するNPO法人すみのえ育と出会いました。
 子ども食堂とは、「一日の食事が学校給食だけ」「夕食時に一人で食事をとらざるを得ない」など、さまざまな家庭事情を持つ子どものために食事と居場所を提供する場所。すみのえ育は移転することになり、そこに台所のシンクを寄与させていただきました。また、大阪市西成区の「にしなり☆こども食堂」の移転先にもお風呂とエアコンがなかったため、寄付させていただきました。
 今後も子ども食堂を寄付だけではなく、さまざまな形でサポートしていきます。
 また、ここの子どもたちに「夢」をテーマにした絵を描いてもらい、一二三工業所の新しい社屋の壁や廊下などで飾る計画を進めています。

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一二三の新しい社会貢献活動5
一二三の新しい社会貢献活動5

水道パイプを使ったパズルで、
子どもたちに水の啓蒙活動。

水道工事だけではなく、水の大切さを伝えるのも
一二三工業所の大事なミッションのひとつです。

 子ども食堂に対して、一人の若手社員が「自分も何か役立ちたい」と言ってくれました。何ができるのかを考えた彼は、「一緒に遊ぶことならすぐにでもできる」と言い、会社に残っていた水道工事で使ういろんな形のパイプを持って行き、パズルのようにつないで一緒に遊ぶことにしました。
 その際、洗面所に子どもたちを連れていき、「この洗面所の床下はどうなっているのか」「水道がここまでどのようにつながっているのか」などを説明すると、子どもたちは興味を持って話を聞いてくれました。こうすれば楽しい雰囲気の中、水の大切さと私たちの仕事のことが伝わることがわかりました。こうした活動で、たとえば歯磨きのときに水を出しっぱなしにしないなど水を大切にする人が増えればと思っています。いま、一二三工業所ではこうした水の啓蒙活動をさまざまな場所で展開しています。

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一二三の新しい社会貢献活動6
一二三の新しい社会貢献活動6

会社利益の12.3%を寄付。
利益を出す=社会貢献へ。

第一回福祉未来価値創造大賞を受賞。
グッズを福祉作業所に制作依頼し、収益に貢献。

 企業と障がい者の福祉作業所がコラボレーションし、新しい商品サービスを生み出すコンテスト「第一回福祉未来価値創造大賞」が2017年12月に開催され、一二三工業所は大賞となる大阪府知事賞に輝きました。
 一二三工業所がプレゼンテーションしたのは、お客様に配布するマスコットキャラひふみんのPRグッズ(メモ帳と、洗剤いらずのアクリルたわし)を、雑貨製作を手がける福祉作業所に対して定期的に仕事を依頼するビジネスプラン。福祉作業所で働く人たちのやる気アップと活性化につながればと考えています。
 さらに一二三にかけて、経常利益の12.3%を社会活動費用として継続的に社会に還元することを表明しました。事業をがんばればがんばるほど、社会に役立つことができる。一二三工業所はこうやって事業と社会貢献の両輪を回し続けることをめざしていきます。